2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

 「FUTON」

中島京子「FUTON」を読んだ。 「教師交換プログラム」でアメリカに渡った経験をつづった「ココ・マッカリーナの机」という作品で出会った。こころ温まるなかなかいい本だったので、エッセイストなのかな?と思ったら、著者紹介に「作家」とあり、解説で…

 Kさんの死

11月も終わりに近づき、ぽつぽつと喪中の葉書が届く。 直接に知っている知人・友人の祖父母や父母、直接には知らない方の訃報のことが多い。 しかし今日届いた葉書は違った。手に取ったまましばし立ちつくしてしまった。 2003年に高畠町でひとり、合宿させて…

 オンボロ再生

Windows98時代の、筐体を一見しただけで「これは年代物」と思わせるマシン。そういうものを多数投入して、うちの職場の仕事は回っている。2年前にコンピューターの操作を教える教育機関で機器の更新があって、そこで不要になったから、とまとめて譲り受けた…

 久しぶりの大会と新しい技術

全日本選抜クラブ対抗戦で藤枝に来た。 チーム内でうまく移動日が重ねられなかったので、一人ブンブンと300キロあまりを移動した。 日本のオリンピック出場権獲得をかけた最後の戦い(アジア選手権)を12月早々に控えているため、代表クラスは今回出場しない…

 私家版・ユダヤ文化論

内田樹の「私家版・ユダヤ文化論」を読み終える。 ー 因果応報図式に基づく「善」は、ただ懲罰への恐怖からなされる「幼児の善」でしかない。 また、 ー 善行が報われず、罪なき人が苦しむのを見てただちに「神なき世界」を結論したり、人間が善悪の判定者で…

 出会い企画

相方のお腹はずいぶん大きくなり、中から時々元気に蹴ったり押したりするのがよくわかるようになってきた。 生まれてくるまでに依頼されてる「出会い企画」をしておかなくちゃね、ということで、私の大学時代の後輩Iくんと相方の前の職場の同僚Rちゃんを家…

 ありがとう

相方がちょっと丁寧にハンバーグとかぼちゃのポタージュを作ってくれて、食後にはケーキ。 前の職場の生徒から音楽がいっぱいつまったMDがプレゼントされて、親や旧友から「おめでとう」のメールが届く。 ほわほわした気分で静かに誕生日の夜は過ぎる。 [fin]

 深夜を走る

ついこの間まで暑い、と言っていたような気がするのに、朝晩はずいぶん冷えるようになり、昨日からはついに防寒具を来て出勤するようになった。 昨晩、ご飯も片付けがすんで、疲れているし風呂に入って早目に寝るか、と思った矢先、相方が 「どうしよう、出…

 ひさしぶりのジャズ

普段、電車で通勤しているのだが、美術科の先生に道具の搬入を頼まれた関係でめずらしく車で職場に出かけた。 こんな時にこそ、と音楽をかけてみる。 家のラジカセで流す以外に、車のステレオで聴いたり、イヤフォンで聴いたりするが、聴き方はいつもいい加…

 金・銀・銅の日本史

村上隆著「金・銀・銅の日本史」読了。 産業遺跡・飛鳥池遺跡のところから一気に面白くなった。 組成の分析を糸口に、モノに刻まれた技術のプロフィールに光を当て、そこからしか見えない歴史の一側面までも浮かび上がらせる。 出土する器や、道具自体よりも…

 何もないときの練習

11/4にも、練習に行ってきた。 帰途でぶつかる渋滞を避けるルートも探し、だんだんと射撃場に馴染んできた。 今週は、日本選手権なのだが、今年はどうしても休めない仕事の巡りで、本当に久しぶりに出場をあきらめた。残念である。 しかし、何か目の前に結果…

 「ICカード」と「その他の乗車券」

出張があって、いつもと違うルートで帰宅した。 定期券の範囲外を移動するときには、ICOCAを愛用している。この春から近鉄電車もICカードネットワークに加わったために、このICOCAで行けないところはほとんどなくなった。 同じFeliCaを使ったサービスでも、…

 片手間編集業

クラブの部誌を編集するようになって、13年にもなる。 卒業直後の、なんだか訳のわからないときからずっとやってきたのだが、振り返るに、どういう冊子なのか、あまりきちんと考えてきていない。 OB・OG会誌、という色合いが強いが、発行者は主将で、発行費…

 「ロックンロール」

久々に現代の小説を読む。 大崎善生「ロックンロール」。 これまでの大崎作品と何となく違う。わざとインターフェースを安っぽくしてある感じだ。 40歳を過ぎて、他人の薦めで小説を書いてみたら、新人賞を取ってしまった。そこで仕事はやめて作家業に専念…