図書館へ


「朝は6時までに起きて、午前中は外に出て身体を動かす。昼食後は90分以内の午睡を取り、夜は8時に寝る」
というのが保育園から娘に出された「宿題」である。


冬休みに限らず、いつも心がけていることではあるので、まずまず大きくこれから逸脱するようなことはないのだけれど、それでもおじいちゃんおばあちゃんにいとこたちがいて常に少し興奮気味なために夜の寝つきが悪く、朝は早く起きられないようにずるずるシフトしつつある。


明日からは仕事に出るし、保育園も再開されるので、娘のリズムを少しずつ戻そうと、昨日から朝は6時に目覚ましを鳴らし、朝ごはん前に公園までちょっと散歩して、午前、午後とも体を動かせるように連れ出すようにする。
長くなりがちの昼寝も、1時間半くらいになるように、がんばってみたり、夜も8時に寝られるように工夫したりする。


今日は、朝ごはんの後、年賀状の返信を持って出かけ、ポストに投函した後、どうしたものかな、と歩くうち、図書館に行ってみようと思いたつ。
結構な距離なのだが、道中の店や保育園、クローバーなどをのぞきこみながら歩いていると、程なく着いた。


児童書コーナーとなっている2階にさっさと上がると、結構な賑わいぶりだった。
ここの図書館は初めてだけれど、家の近くのには何度か来ている。娘は、勝手は知ってるといった様子で、たくさんの絵本が並んでいる中をとてとて歩いて選ぶ。
「1冊ずつね」
と約束して、決めるたび窓際の小さな椅子に並んで腰掛けて、小さめの声で読み聞かせる。


「おおかみようちえんにようこそ」
「おべんともって」
「赤ちゃんをまもったサル」
「おもいついたらそのときに」

おおかみようちえんにようこそ (日本の絵本)

おおかみようちえんにようこそ (日本の絵本)

おべんともって

おべんともって

赤ちゃんをまもったサル (十二支むかしむかしシリーズ)

赤ちゃんをまもったサル (十二支むかしむかしシリーズ)

おもいついたらそのときに!

おもいついたらそのときに!

なかなかバラエティに富んでいて、どれも面白かった。
紙芝居も選んでくるので、向かい合ってした。


窓際と本棚を行ったり来たり、もう1冊、もう1冊とやっていると、あっという間に8冊。気がつくと12時前になっていた。
お昼を食べに、あわてて帰る。
娘は少し眠気が来て、ぐにゃぐにゃしだしていたので、肩車して帰ってきた。


私自身は、心地よい疲れだった。
冬休みはこれでおしまいである。
さあて。


[fin]