人間ドック


職場の学校は二期制で、昨日から明日までは「秋季休業」に当たるので「授業」はない。
今年度もようやく半分終わったことになる。


休みの前後はいつものことだが、ここぞとばかりに会議が詰め込まれる。この3日間については、「普段の業務では行えないことをあそこで片付けよう」と相当前からいろいろな仕事についてアテにしていたために、いざ来てみるとその種の仕事が「こんなにたくさんどうやって3日でやるんだ」、というような状態に膨れ上がっている。結局、朝から夜遅くまで息つく暇もないような具合になる。
そんな状態であるのに、周囲からも同じようにアテにされて、昨日は休業中であることを利用した、ワープロ検定の会場校としての業務、明日はPTA向けの講習会の講師をする仕事が振られた。
はっきり言ってパンク状態である。


今日は人間ドックの予定が入っていた。春先に予約を入れたときは、10月なんて遠い先の話、と思っていたけれど、来てしまうものである。今年も忙しくなるだろう、とは思っていたけれど、半年先がここまでの状況になっているとまでは想像ができていなかった・・・。
一日職務免除をしてもらえる制度になっているのだが、そんな権利に甘えると、後がさらにひどいことになってしまうので、朝一番に検査を受けると、バリウムでなんだか気持ちの悪いお腹を引きずって、職場へ向かうことにした。


ここのところ、ドックをしてもらうクリニックが毎年違うようなことになっている。今回は鉄道病院付属のドック専門クリニックだった。まだ新しいのか、とてもきれいでくつろげる待合で、気持ちよかった(あまりの快適さに、待っている間に眠りこけそうになった)。たくさんの検査会場を漏れなく回れるよう(クリニック側が、漏れなく回っているか把握できるよう)フロアや検査室ごとにICカードをかざして、通過記録の登録や次の指示の表示、すでに受けた検査の確認などができるシステムが入っていた。
検診の結果はその日でわかる分については説明があった。肝臓に、今後要観察の値が1つあるほかは、特に問題ないようだった。老眼は忍び寄ってきているのだろうけれど、視力が全く衰えていなかったのにはほっとした。


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