家で仕事…


昨日、泣く泣く家に仕事を持ち帰る。


技能競技会に参加させることを目標に授業を進めている。そのため、そこで必要な技能を要素に分け、それぞれ個別に解説し練習させることを積み重ねてきたのだが、最終的には、その競技会で使われるものと同じデータベースで仕上げの練習をさせなければならない。
ちょこちょこと合間を縫って作業を進めてはいたのだが、いよいよその日が迫り、データベースとそこに用意する大量の仮想データ、さらにはその練習に必要な大量のカードの作成を仕上げなくてはならなくなった。


競技会を視察に行った時に、動作やデータ項目をメモしておいたのと、Web上で公開されている問題文のPDFデータが手がかりのすべてである。
構造はそれほど複雑ではないが、多岐にわたるさまざまなツールを同じ様式で1からすべて用意するのは、結構な手間である。


一番頭を使ったのは、大量の仮想データの作成である。
先日のエントリーで書いた、日本全国の役所の住所、というのも大量な整合性のある住所データを用意するための工夫のひとつであるが、人名や商品コードやメールアドレスも無害な形で大量に用意するのはそれなりに難しい。
人名はWeb上にある著名人の人名録を、商品コードはエクセルで乱数と結合関数を組み合わせて作った「作成機」を使った。メールアドレスはやはりWeb上から「全ドメインリスト」を拾ってきてエクセルに取り込んだ上で、それをランダムに拾う仕組みを作り、アカウント部分を乱数で「作成」する仕組みと組み合わせて用意した。


データベース上では、操作させる画面レイアウト以外にリスト印刷する画面を作って採点に備えたり、カードを作成するための印刷用レイアウトを作ったりする必要もある。
見えないところでいろいろ手がかかるのだ。


職場で終わらせられなかった作業に昼過ぎから取り掛かって、すっかり暗くなった頃ようやく終了した。やれやれ。
ようやく完成した、という感慨はあるけれど、ちょっと引いて見ればオーバーワークもいいところだ。
なんて休日だい、とぷりぷり怒ってみる。


[fin]