きりたんぽ


昨日は夕方になって相方が実家へお見舞いに来てくれた。にぎやかにリラックスして両親共々時間を過ごし、休日らしく安らいだ。
その直前までに最も気がかりだった放送大学の課題提出を片づけ、来月の授業計画もおおよそ構想するなど、充実した一日を過ごし、万端を整えて今日、職場に戻ることができた。


今日は、明日に行事を控え、非常にあわただしくいろいろなことに備える一日だったのだが、こういうある種のお祭り騒ぎのため、となれば、張り切って取り組める。


7時頃には、担当している「店」の準備は一通り整って、職場を出ることができた。
おなかが、まだ油ものや生ものには拒否感を示していることもあり、夕食は「なべ」にすることにする。


準備が楽、ということがわかっていながら、「禁じ手」のように思って避けてきたきらいがあるけれど、それもへんだな、もっとやってみたらいいなと思って、帰りに立ち寄ったスーパーであれこれ見て回る。
今回は、冷蔵庫の水菜と鶏肉と大根を使わないといけないから…と、えのき茸と目についた「きりたんぽ」を買ってみる。


「きりたんぽ」は、初めてだ。ご飯をつぶして固めたものなので、それ自体の味は想像がつく。今日は、これをご飯替わりのつもりにするつもりで買ってみたのだけれど、これがなかなか良かった。
「なるほど、これはこの食感がいいんだな。」


なべでは葉っぱもののが主体になるのだけれど、葉ものは、おいしいけれど割合はやく口が飽きて、疲れてくる。そこにきりたんぽをたべると、歯ごたえがあるけれどやわらかい食感と、淡泊な中にあるほのかな甘さが口をほっとさせて、また新鮮な印象で葉ものを食べることができるのだ。


あっという間におなか一杯になって、うどんの出番はなし。
準備は早いけれど、ああだこうだと相方と話しながらつついていると、すっかり遅い時間。「なべ」は食事時間が長くなるな…。


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