燃料

いい授業ができると、この上なく幸せな気分になれる。


国体後、空白のしわ寄せ、という言葉で片づけられるのだろうけれど、何もかも今ひとつかみ合わず、しんどい日々である。
職場ではほぼ最後までねばって23時ごろ帰宅。そんなでも授業準備のストックは底をつきつつある。帰宅後にさらに仕事せざるを得ず、睡眠2時間あまりでまた5時過ぎに起きて出勤、とか…。
土曜日の今日も朝から3時間びっちり授業。195分のプレゼンテーション。
今朝はすこしめげそうになった。


でも今日のは、苦労が生きたいい授業になった。
生徒が関連する質問に来てくれたり、面白がって聞いてくれている反応を感じ取れたりしての、冒頭の「幸福感」である。


終わってしまえば、次の準備がうまくできるか、という不安と思案のはじまりでしかないのだが、うまくいった充実感を燃料にして、じりじりとでも前進するだけである。


[fin]