口内炎がひどい

口内炎が大変なことになっている。
国体の途中からできはじめた。職場を離れて、勝手のわかった空間に移り、睡眠時間なんかも人間的な長さになって、少しほっとしたからかもしれない。


いったん身体が口内炎罹患モードに入ると、しばらく治らないので憂鬱だが、どうしようもない。国体後は、身体を労ることなど全く不可能な生活なので、ひたすら口の中の痛みには耐えるだけだ。


仕事がうまく捗らず、時間がやたらかかるのが、日々当たり前の今年。仕事場ではひたすら食べることで凌いできている。脳が無駄に糖分を浪費するから、でもあろうし、ストレスのはけ口、ということもある。
前の職場でも、私のかりんとう好き、デスクで食べるお菓子の多さは、呆れられていた。今の職場でもおそらく、大丈夫かこいつ、と思われているだろう。近くに業務スーパーがあるのを幸いに、カントリーマアム、雪の宿、ホームパイ、ハーベスト、ココナッツサブレー、など定番の大袋を定期的に仕入れては、バリバリ食べながらPCや本に向かっている。


身体には悪かろう。大量の糖分は身体を錆びつかせる。射撃の好成績など望むべくもない。身体のエネルギー効率は相当によくないようで、それでも体重は、転勤後、減りっぱなしだ。
しかし、不思議と口内炎は、(私にしては珍しく数カ月という長い期間)しばらく影を潜めていた。


今回の口内炎、唇は左の上下、口内は右、舌は左右側面に舌先と、入り口すべてをガードする勢いで、口内炎との付き合い30年以上の私も閉口している。必要最低限の食事以外は取る気にならない。


身体がとうとう「糖分拒否」に出たかな、と考える。それでも、どうしても頭が糖分欠乏を訴えるときに、顔をしかめつつ、ぼそぼそとかじる。まあ、こんな状態でもお菓子に手が伸びるのは、本人の疲弊感をよそに、まだ余裕が残っているということか。


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