今年度初練習


ブロック予選を、冷や汗をかきながらも2位で通過し、いよいよ本大会が2週間後に迫ってきた。
仕事のほうは、3日間大会で休む分まで整える、どころか、夏休みがあけて間もないのに相変わらず自転車操業に毛の生えた程度で、さきのことを少し考えただけで気の重い状態が続いている。
2週間続いて土曜日授業で、昨日は課題研究がらみの引率なんかがあったりして、三連休も無傷の日は今日だけだった。


いくら「普段練習しない種目」とはいえ、さすがに昨年の国体本戦で撃ったっきり、次が翌年の本戦、なんていうのは笑えない話で、恒例の「直前撃ち込み」だけはしたいと思ってきた。
今日、保育園行事を相方、子供を実家に任せて、能勢に練習に向かった。


ブロック予選の公式練習が、実は試合以外で射撃をした今年度唯一の機会だった。9月も半ばになって、能勢に練習に行くのが今年度初めて、というのは、相当なものである。実は大会前の期間である今日は代表選手用の選手強化部のチケットを使うから、射撃場使用簿の控えはあいかわらず真っ白なのだ。


伏射から練習を始めた。午後は立射、と思っていたが、そうもいかず、午後3時まで伏射だけで終わってしまった。
練習を始めた途端、昨年惨敗した理由がわかった。昨年から、伏射専用セッティングが出来るバットプレートとチークピースを用意したのだが、それまでの立射用を無理して使っていい結果を出していたことに引きずられ、実に中途半端なセッティングになっていた。


悪い原因がわかったから、といって、すぐ「いい結果」が出せる状態になるほど甘くはなく、射撃そのものがなかなか出来ないできている影響が大きくて、四苦八苦して終わったのだけれど、セッティングを慎重に詰め直せたことは、良かったと思う。
次は本番、ということになりそうである。実に心もとない備えで戦うことになるわけだが、久しぶりに射場に戻ってきて、練習をしている、というだけで、めらめらと勝負に対する意欲が湧いてきて、まあ、それだけを支えにひとつやってやるか、という気になった。


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