文化祭


先週の「体育の部」と銘打った体育大会に引き続き、今日はフェスティバルの文化の部、文化祭である。
私の担当している学科の取り組みは、基本的に毎年変わらない。厨房ー食堂施設をフルに使って、「あったか亭」というラーメン屋を午後に3時間弱営業する。


3年生が朝から厨房を回し、店舗の接客は2年、1年がその隙間とテイクアウトの窓口店舗を運営する。今年は3年を担当しているが、生徒は忙しいものの、厨房は私の守備範囲外であるために、準備段階からやや手持ち無沙汰である。しかし、前日練習で2年生の訓練不足が露呈し、昨日今日は急遽彼らを叱咤激励しながら切り盛りせざるを得なくなる。立場が変わったのに、結局去年と同じことをしている。


相方が義父とともに娘息子を連れて訪れた。
1年限りだったが旧職員の相方は、卒業生や職員たちと懐かしい再会をいくつも果たした様である。
娘にすれば、はじめて「父親の職場」に来たわけだが、今日の様子を見て、きっと「パパは『がっこう』というところでラーメンを食べに来る客をさばくのが仕事なのだ」と思っていることだろう。
閉店間際、品切れ寸前の、最後から2杯目のラーメンを義父と娘は啜って帰っていった。照れくさくもうれしいものである。


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