プリンター台を作る

プリンター台



月曜日だが、一昨日の土曜日、職場はが体育大会だったため、今日は代休だった。


先週の娘の運動会前にダウンした相方は、その後も不調続きで、熱が下がらず、調べてもらったら、溶連菌にやられていることがわかった。子どもにとってこそ、腎機能に悪い影響が出たりするために厄介な疾病だが、大人の場合には、症状が出るような感染に至る前に、抵抗力で撃退できることも珍しくないものだという。「母子通園」という名のもとに日々園に通い、保育士さんの手伝いに頑張りすぎて溜まった疲労が相当あったのだろう。
子どもの体調も今ひとつだったこともあって、三人は金曜日から実家に引き上げていて週末2日は一人暮らし状態だった。日曜日の昨日、朝から迎えに行って、今朝は久々に全員揃って自宅で朝を迎えたところだ。


今日は保育園への送り迎えを、私が引き受けた。両親がこの1週間、海外旅行をしているので、子どもを置いた帰りがけに、魚の餌をやりに留守宅へ立ち寄った。帰宅後、実家に新しく届いたものの開梱されずにいるインクジェット複合機のための専用台をつくることにした。
新しくどこかに、大きなプリンターのために場所をとる、というのはしたくない、ということだったので、ここしばらく、どうやってこの複合機を設置するか考えていたのだが、やっと紙にあれこれ書いていた設計がまとまったのだ。
今回やってきたCanon MG6120は、ついに無線LAN内蔵型である。つまり、コンセントだけ挿せばどこでも印刷できるわけで、これは、PCの周辺機器というより掃除機なんかに近い製品になったということだ。キャスターを付けて引っ張り回せるようにしてしまうのは、私の作る収納台の定番だけれど、今回はこれまでの、単に掃除や模様替えの時に簡単に動かせる、という消極的な動機ではなくて、普段はどこか邪魔にならない椅子や座卓の下に隠しておき、必要なときには引っ張りだして使いたいところまで、どこまでも引きずって行こうと、「動かす」ことを前面に出す。


小さいものだから端材でいけるかな、とごそごそやってみたが、50cmを超えるようなものはたいていもう使いきっていて、ホームセンターへ買いに行くことになった。
相方は、ようやっと元気になったので、これまで最小限で済ませ続けてきた片付けを、きっちりやり直すべくばたばたやっている。
カットまで大体済ませて持って帰ってきた材を並べ、穴を開けたり金具をつないだり、を始めたところで、お昼になった。


ふたりで近所の「まいた」というカレー専門店へ昼食に出かけた。スーパーのフードコートの一角にある、小さな店なのだけれど、ランチセットとして本格的なカレーを楽しめた。飲み物をつけて、ナンはおかわりし放題で1000円。こんな風に、食事に出かけたのはいつ以来だろうか。


プリンター台は子どもたちを迎えに行く時間までに無事完成した。側面にがっちりと2×6材を使いつつ、華奢な飾り棒を渡し、底板を車輪の取り付け位置より下にずらして固定する徹底したローフォルム。なかなか格好良くできたなあ、と自画自賛する。実家に持って行って、早速複合機をセットしてみたら、無印良品のチェア下の空間にぴったり収まった。
当初の目論見以上の出来栄えにすっかりうれしくなった。


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