春休み

公園の子どもたち



生徒がようやく春休みに入って、授業と生徒指導で押しやられてきた大量のデスクワークが容赦のない期限を伴って襲い掛かっている。
しかし、機械的にそれをこなせばいいほど甘くはなく、まだ新しい学校の年度替りは、「次も同じ」とはいかないため、いろいろと変更・改良の手を打つために、ゆっくり考える時間も必要だ。
しかしここまで相当にへろへろで走ってきているので、どこかで1日くらいは休みを取らないと、先に心身の方が折れてしまいそうだ。


週末に合宿指導なんぞに行って疲れている上、年度末までまだ数日の余裕を残すこの月曜に、唯一の平日休みを取ることにした。
昨日から、妹が姪っ子たちと実家に来ているとかで、うちの子供たちと会うのを楽しみにしている、という。
昨晩は合宿から戻ってそのまま相方の実家に泊めてもらい、今朝がた、実家に移動して妹の家族と会うことにした。


着くと、子どもたちは元気いっぱいだった。
早速妹と、娘と姪っ子二人、甥っ子を連れて、公園に出かけた。
兄妹でそれぞれに自分たちの子どもをわいわいと引き連れて、かつて子どもとして過ごした街並みの中を歩くのは何となく感慨深い。


桜はまだまだだが、梅がまだきれいに咲き誇っていて、ユキヤナギなどの花木、タンポポなどの野の花があちらこちらに咲いている。
そんな春の気配の中、勝手を知った娘が年長の姪っ子たちを先導して谷を降り、アスレチックや長い滑り台に取り付く。
一通り、賑やかに遊んで、家に戻った。


父が体調を崩している。風邪らしいのだが、珍しく食欲のないのが気に懸かる。
今回のように、熱でも出ないと、なかなかゆっくり家で休む、ということがないので、ここはひとつそういう機会としてじっくり休んでもらうのがいいと思う。


帰宅すると、Amazonで注文していた信誠堂のマガジンファイルが届いていた。
子どもたちを寝付かせた後、早速溜まりに溜まった10年分のISSF NEWSをファイリングしてみた。
ちょうど2年分が1冊に収まり、書棚にすっきり立てることが出来た。これならふたたび手に取ってみてみようか、という気になる。
何年前になるだろうか、朝日新聞の「植物の世界」で、この信誠堂の樹脂ピンで雑誌を固定するファイルに初めて出会ったのだが、冊子を傷めずに簡単に綴じることができて、しかも1冊の値段が非常に安い。
他にも綴じて整理したい冊子があるので、さらにもう少し買ってみようかと思っている。


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