Dちゃんを送る


さて、今日は19時から谷町の店で、Dちゃんの送別会があった。
情報の指導に関する研修で思わぬ再会を果たし、数少ない貴重な同業であることも知ったのだけれど、今回沖縄の採用試験に合格し、結婚以来2年、遠く離れていた奥さんとようやく新婚生活を送ることになったのだそうだ。めでたいし、うれしいけれど、ちょっと寂しくて、残念だ。


Dちゃんの人柄だろう。中学高校はもちろん、小学校時代以来の友人が多く集まった。会場となった店をやっているのも小学校時代の同級生だ。
私には、小学校卒業以来初めて会う友人が多かった。


私は卒業してしまってからは、以前の友人とは年賀状以上に何か交流をすることはほぼ皆無で、在学中も、平日に学校で会う以上に何か、家を行き来したり一緒に遊んだりしたことがあまりなかった。
1月の同窓会は、高校のそれであったし、あまりに久しぶりで話題の多くも、個人的な近況や学校での思い出だったが、その話は一段落していたし、小学校時代ともなると、学校外にも濃密な記憶が豊かにあるものらしく、そんな交流の記憶が話題になることも今日は多かった。基本的には、私にとっては耳新しいことばかりで、ふーん、とにこにこ楽しく話を聞いた。


私がいたところがどんな小学校で、学級や学年はどんな風に回っていたのかが、何となくやっとわかったような気がした。
当時、特に小中学年のころまでは、あまりそういうことは気になっていなかったけれど、私はどうやら、渦の周縁や外にいて、勝手に楽しくやっている子どもだったのだな、と改めて知ったように思う。


東北にいる同窓生も幾人かいて被災したそうだが、ひとまず無事で元気にしているとの話に、ほっと胸をなでおろす。会費の外に彼らへの義援金を集めた。


週の初めで、まだ年度末を締めくくる仕事が多く待ち構えているので、23時を前にまだたくさんの人たちを残して会場を辞した。
楽しいひとときだった。
Dちゃん(と、そのご家族)の新しい一歩が、素晴らしいものとなりますように。


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