脚の痛み


入学者決定検査は無事に終わった。
昨日今日とあまり身体を動かすことなく、受験生や保護者に接して、随分と神経を使った。採点などの作業が明日から始まるが、ひとまず今夕は特別な打ち合わせがない。
評価関連の様々な業務が山盛りあるのだけれど、疲れた神経にはどれもどうも本格的には取り掛かれず、数日前と同様、早めに切り上げて30分強ほど走ってから帰った。


前回に走った後、右膝の外側後方が痛くなった。フラットなところを歩く分には気にならないのだけれど、膝を大きく曲げるのに痛みが伴い、段差、それも特に下りが苦痛である。ゆっくり大きく曲げた後は、次に伸ばすのが痛い。
この箇所は、秋口に走ったときも同様の症状が出たところで、気になっていた。
いわゆる「膝が痛い」というのと少し場所や痛みが違う。関節ではなく、筋肉の付け根、腱と思われる。
冷湿布を貼って様子を見ていると、2日くらいで痛みは和らぐ。庇ったせいか、今回は右が治まると左の同じところが少し痛くなった。
今日も、同じように痛みが出た。


体育が専門のNくんに症状について尋ねると、二頭筋の付け根の痛みで、伸展と収縮のバランスがよくないときに痛みが出やすいところだということだった。
一般にハムストリングと言われているところを、しっかりストレッチすることと、痛みに対しては氷でしっかり冷やすに限る、ということを教えてもらった。


右の膝に痛みが出ることから、射撃の立射姿勢で、長時間少し変わった形に保ったまま弱い負荷をかけ続けていることに原因があるのではないか、と疑っていた。
それもひとつの要因ではないかと、まだ思うけれど、「伸展と収縮のバランス」と指摘されたことで、新しく思い当たったことがある。
走るときに膝や筋肉への負荷が偏らないように、と履いている、膝下までの長さのCW-Xである。
ふくらはぎの部分はそのままに、太腿と膝だけサポートして運動することで、ハムストリングの部分になにかアンバランスを生じているのではないか。
一度、履かずに走ってみて検証する必要がある。


いずれにしろ、ストレッチには、あまりしっかり取り組んできていない。
身体の傾向としては、柔軟性が後の方に向かってばかりあって、前屈をはじめ、ハムストリングの伸展が関わっていそうな柔軟性はずいぶん貧弱だ。
夜の睡眠を深める上でも有効な、これらのストレッチを、寝る前にしっかりやろうと思う。


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