遠赤外線パネルヒーター


平年並み、なのだろうけれど、ここのところの寒さは相当なものである。
これまでは建物の気密性を頼りに、床暖房程度でなんとかしのぐことが多かったのだが、いざ息子が帰ってきてみると、乳幼児が過ごせるところまでは室温が十分上がらないので、やむなくエアコンをつけることが増えた。
寝室にしている和室は小さくて閉めきれるのに、そこには熱源がないために、結局エアコンも使って暖めたとなりのリビングの余熱で温めざるをえない。その非効率は何とかしないとな、ということになった。


まずは、西側の洋室で使っていたオイルヒーターをこちらに回して、和室の方からじわじわと温めることにした。
これで、エアコンに頼ることはすっかり少なくなった。
しかし一方で、暖房のなくなった洋室は、出入りもためらうような酷寒の地となってしまった。


これを機会に新しい暖房機器の導入を考える。


ファンヒーターは乾燥や埃の吹き上げ、ハロゲンランプ型のヒーターは子どものやけどなどが心配なので、もともとはオイルヒーターを置いていた。
しかし、電圧を1台でいっぱいいっぱいまで食ってしまうことや、比較的短時間の滞在になることが多くなり、温まるまで遅いのがいまひとつなので、異なるタイプの暖房機を検討した。


考えたのは、遠赤外線パネルヒーターである。
これも「室温」という観点からは速暖性はないのだけれど、パネルの正面の物体はすぐ放射で暖かくなる。
ひとまずはデスクに座った人が温まればいいし、時間をかければ部屋全体も温まる、というのがその理由である。
ソルビエント Sol viento 遠赤外線パネルヒーター ピュアホワイト AOJ-800LIV(W)


ネットでいろいろ見ると、ワット数も価格も様々。
すぐ欲しかったので近所のジョーシンヤマダ電機に見に行ったのだけれど、1台もなかった。
やむなくまた、楽天から探す。
あれこれ検討してスペイン製のソルビエント(Sol Viento)というのが気に入って購入した。


今日、包みを解いて早速使ってみる。
すっきりとしたデザインで、心配したほどの威圧感はない。大きいけれど、どことなくかわいらしい。
つけてみると、じんわりとした温かさがすぐに感じられて、異臭も異音もない。
ひとまず満足している。


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