忘年会と夜行バス

今年度は、職場の親睦会の幹事に当たっている。
5名で引き受けているのだが、ポジション的に忙しい人が多い。その中で、忘年会や歓送迎会の司会を引き受けること以外、何一つ手伝えないままにきてしまった。
お店の選定や会計、ビンゴの商品準備ほか、それぞれに他の方々が進めてくださって、申し訳ない感じである。

昨晩が忘年会だった。
会場に立ち入るのは当日が初めてで、ホテルではないところを使うことにしたと言うから、どんなところかなあ、と思っていたら、あまりの立派さにびっくりしてしまった。
親睦を深めるのが狙いだから、シンプルにビンゴだけにして、いい会場でゆっくりおいしい料理を食べたいね、という女性幹事2名のセレクトらしく、なかなかおいしくて美しい中華のコースだった。

司会の方は、まあ「定番行事」なのでシナリオも決まっているし、時間の進行だけ気をつければ大丈夫である。
時計だけよく見るようにして、気楽につつがなく終えた。
お酒を飲むのは、本当に久しぶりである。気心の知れた幹事だけのテーブルで、楽しいひとときを過ごした。

今日は朝から、合宿の指導に東京に来ている。
幹事でなければ、忘年会は断っていたところだった。忘年会後に移動して新幹線に乗り込むのは時間的に無理なので、今回はやむなく夜行バスを使った。
大した量ではないとはいえ、ひさびさのアルコールで夜行バス、というのはきつかった。
ラウンジに集められ、一斉にバスへ移動して出発するのだが、荷物をラゲッジルームに預かってくれる動きがなく仕方なく持ち込んだら、やっぱり通路の邪魔になって肩身の狭い感じになった。席も間違って座ってしまって、後から乗ってきた人に迷惑をかけるし、失敗だらけ。

ちょっといいバスにしたので、トイレもあるし、3列だし、シートもほぼ一直線にできるし･･･だったのだが、トイレはやっぱりなかなか周りの人に迷惑になる感じで一度も行けず、シートはどうしても足元へ体が滑り落ちて窮屈な感じになってしまった。フットレストにとらわれずに足元のパネルを跳ね上げたら、少しましだったかもしれない（と、降りる間際になって気がついた）。
トイレを警戒して水分を控え、身動きしないで朝まで過ごしたばかりに、軽い二日酔いのような状態になってしまった。
慣れない交通機関は、厳しいものである。ましてや、そんなものに飲んで乗ったらダメである。
次の機会があったら、うまく使いこなしたいものである。

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