小さな花束

Y103books2010-11-15



なんとかあまり遅くならずに仕事から帰る。


ドアを開けると、パタパタと娘が駆け寄ってきて、
「おめでとー、パパすきー」
と小さな花束を差し出してくれた。


「ありがとー」
と言いながらしゃがんで抱き寄せ、ものすごく幸せな気分にしばし浸る。


いつもは8時には寝るようにがんばっているのだけれど、今日ばかりは「ケーキでお祝い」を、どうしてもするのだと、娘は「期待の塊」になっている。
私の夕食が終わるまで、絵本を読んでもらいながら特別にちょっと長く起きて、3人でお祝いをした。
娘は、カップ&ソーサーで澄まして牛乳を飲みながら、ケーキを頬張り、9時前にご機嫌で眠りに着いた。


素敵な誕生日を、ありがとう。


[fin]