お盆の法要


お盆の法要を機に、祖父宅へ、叔父の一家と両親と私たち3人が集まった。
お寺さんの約束は、いつものようにただ「午前中」と大雑把。これまで、ものすごく早かったり、ぎりぎり遅かったりして、いつごろになるか、よく読めないところがある。
娘のリズムに合わせて「10時過ぎに来たらいい」、と言ってもらって、その通りにゆっくり出かけた。


到着すると読経の終わりごろで、今年は早く来られたんだな、とわかる。
祖父は、私たちを見ると、にっこりと嬉しそうにしてくれた。
娘にはちょうどいいくらいで、5分ほど一緒に数珠を握って座布団に座り、手を合わせていると法要は終わった。


両親が、先日の旅行で撮った写真をテレビに映して見せたい、というので、PCとケーブルを用意していった。
いったんデータをPCに読み込ませる必要があって、手間取った。
祖父は疲れやすくなっていて、法要の後の少しの間にもソファで眠ってしまっていた。


写真が映し出せるようになると、祖父も起きて、熱心に見入っていた。
娘は一足先に、作っていったお弁当を広げ、相方と食べた。お弁当大好きな娘は、ご機嫌であった。
その後、チラシ寿司や巻き寿司の昼食を一緒に食べ、祖父と叔父一家を残して、実家へと帰った。


実家に戻ってから両親と話すに、私たち、普段顔を見せない人が来るときは、笑顔もあって、しゃんとするけれど、なかなかいつもああはいかないのだ、とのことだった。


大して何をしたと言うでもないのだけれど、疲れがどっと出て、娘と一緒に2時間も昼寝してしまった。


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