祖母の容態


相方の祖母の容態がよくない。


あっぷあっぷと日々を過ごす中で、なにかしなくてはいけないと思うのだけれど、結局はおろおろとまとまりなく考えをめぐらせるばかりである。
相方が病院に見舞いに行けるように何かしてあげることくらいだろうか。
しかしそれも、大して私は役に立たない。
ただいつもの通り、食事を作って台所を片付けたり、洗濯物を洗濯機にかけたり、朝の支度を率先してやるだけである。


週末の遠征も考えなければならない、という話になったが、これは義母がひとまず背中を押してくれた。
言葉に甘えて、広島には行こうと思う。


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