同志社のスポーツハウス

河川敷で



週末。
相方が、出かけている間、娘と一緒に出かけて銀行仕事を済ませたり、砂場へ行って遊んだりする。
いつものように、11時には帰ってきて、二人で昼食。
さて、昼寝をするか、と絵本を読んだりして寝かせにかかるが、今日はまったく寝る気配なし。
やたらはしゃいで、いろんなおもちゃを引っ張り出して来る。
しばらくあれこれがんばってみたが、昼寝させるのはいったんあきらめて、遊びにつきあう。
そのうちに相方が帰宅し、三人でパン屋と河川敷公園というおきまりのコースにまた出かけた。


明日は、同志社でワークショップが再び行われる。
東京から来るSくんやIくんもそうだが、ほかにも九州や中部からの参加者を見込んで、ワークショップとして学内のスポーツハウスで宿泊の手配を行っている。
私にとっては、先週と違い、会場まで1時間ちょっとで行けるので、当日の朝に会場に行くのはそう難しくないのだけれど、中心になって動いてくださっているHさんが世話役を兼ねてスポーツハウスに前泊されるとあっては、前日から乗り込んでおかねば申し訳ない。


そんなわけで、今日の夕方遅めには同志社に入ることになったため、この週末、相方と娘は二人で実家に行くことになった。
二人を見送ってから、自分が出発するまでの1時間ほどの間に、慌しく水槽の掃除をする。


このところすぐに黒っぽい水カビのようなコケと緑色の面状にはびこる藻が出てきて困る。老廃物が集まってくる「下流」にあたる吸水口周辺のソイルは、掃除後2週間ともたない。エーハイムのパワーフィルターの循環力が落ちてきているのが原因だろうか。中の汚れを除いてみても、パイプの末端につけているディフューザーから水泡が出てこなくなってしまっている。パワーフィルター全体の交換はともかく、一度、光を断って、緑の藻の方は根絶してしまう必要がありそうだ。


時間を逆算して、ぎりぎりで作業しているときに限って、電話が2本もかかってきたりして、すっかり時間がなくなってしまう。泊まりの準備をする間がない。
PCやタオルだけかばんに放り込んで、戸締りもそこそこに駆け出すことになった。


電車で田辺の同志社キャンパスに行ったのは初めてだったが、JRの同志社前駅から、スポーツハウスのあるところまで迷いようのない一本道だった。しかし、距離は相当なものだった。
同志社の部員が、ハウスの前で迎えてくれたのでおどろいた。実に行き届いている。
2年前、北京の世界学生前の合宿をやらせていただいたことがあるので知っていたが、まあ布団と風呂以外は見事に何もない、質実剛健を絵に描いたような合宿所である。長くきれいに保つには、古くなったり破損したりする可能性のあるものを一切置かない、というのが肝要だということを、建物全体で教えてくれるところだ。


すでにIくんが到着していて、Hさんと入浴もミーティングも済ませていた。
Iくんには、相方のおなかに二人目の子どもができたことにつしてお祝いのお酒をいただいて、恐縮する。
そのうちにSくんや、関西の担当コーチふたり、それに今回を機に学生強化のお手伝いをお願いすることになったAさんと、集まった。Hさんを囲んで情報交換をして、明日については万全、その後のことについても、あれこれと話をした。


あわてて家を出たので、なにか忘れ物があるのではないかと不安だったのだが、ジャージ類を見事に忘れてきた。
明日の講演を考えて着てきたウールのスラックスだけで過ごさねばならず、どうもリラックスできなかった。
やれやれ。


[fin]