一斉検査とパスポートの受け取りと火薬の許可


娘がどうも鼻水がひどく、夜に咳をしたりする。
このところずっとなのだけれど、少しひどいので受診することにする。


一斉検査は家中の銃器を持っていかなければならず、車がないとちょっと難しい、ということで、保育園の送迎とどう車をやりくりするかが難しい。
相方に仕事は電車で行ってもらっておいて、私の方で娘を送り、それから警察に行く、というようなことも考えた。しかし、病院受診が入ったため、その間に警察へ行く、ということになった。


医院も警察も9時からなのだが、朝の時間を書類作成に見込んでいたのが、娘の相手や洗濯物干しでうまくできず、しかも火薬の譲り受け申請の書類は少し煩雑なことになっていてどうも勝手が違う。手間取っているうちに9時半を回ってしまった。
警察に着いてみると、一斉検査のときに書かないといけない書類の書式がこれまでのものから変わっていた。
せっかくあらかじめ作っていった書類は、参照するくらいにしか役に立たなかった。残念。
検査時間を半日に縮めたことで、受検者の数がとても多い。時間がかかりそうな様子だ。
受診が終わって戻ってくるころに、私の方も戻ってきて車をバトンタッチ、というのを思い描いていたのだが、どうもうまくいかない。
「予定と違う」、と相方から届くメールはどうにも不機嫌だ。


火薬の譲り受け許可申請は、一斉検査が終わった時間帯に改めて来ることを担当者に伝え、検査が終わると大急ぎで自宅に戻り、銃器を片付け、パスポートを取りに行く支度だけ整えて家を飛び出した。
娘が家ではおとなしく待てなかったのか、相方は娘と近くの公園に連れて出ていた。下で顔を合わせて、そのままパスポートセンターに向かった。

パスポートは相方の手配のおかげもあって、あっという間に交付してもらえた。
ほとんどタッチアンドゴーで、引き返す。
12時過ぎに申請に行く、と伝えた警察には、駅からタクシーで向かった。


申請自体は、これまでにも幾度模しているが、消費計画が昨年から課され、今年からはさらに火薬の消費記録というのが必要になって、結構これらを整えるのに気を遣う。
半年の有効期間だが、結果的にはこの半年の間だけで購入とおおよその消費が済んでしまうような頻度しか撃てていないので、このままの状態が続くなら、同じ書類の日付を更新していくだけで、消費計画の方はこれからいけそうだ。
消費記録の方は、どこの数字に注目しているのか尋ねると、累計を見たいのだそうだ。許可した弾数と消費した弾数が残弾と合わせて一致する、というところである。
私は、一覧の最後の欄を、勘違いしてその時々の残弾数にしていたので、次は累計にすると約束する。


無事今日の手続きがすべて済んで、そのまま職場に向かった。
この後今日はまだ、健康診断やら少し気の重い会議が待っている。


[fin]