発熱


帰ってばたっとすぐ寝る、ということができると解消されていくのかもしれないが、帰ると相方が娘とばたっとなっていて、だからというわけではないのだけれど、なんとなく家事やなにやらそのまま切れ目なくやることになってしまって、やれやれと夜中過ぎに眠る、という毎日になり、「まずいな疲労がたまってきてるな」と思っていたら、昨晩とうとう熱が出た。


ただ疲れだけがずっしりあって、発熱以外に何の症状もないので、薬には頼らず、1ヵ月半ぶりに予定のない週末を地味に過ごすことを薬とする。


土曜日の今日は、保育園が体験保育をする、ということで娘と相方はゆっくりめだが出かけていった。
ひとりでいろいろできる貴重な時間だが、何をする気も起こらず、したことといえば、洗濯物を干して、取り入れたものを畳むくらいである。
昼前に近所のパン屋にお昼ご飯を買いにいった。


先週、私は出席しなかった学生連盟総会は、経過報告がなかった、という一点で各校監督から「総会後に」集中砲火を浴びて、出席してくれたコーチ陣は大変だったそうである。
これだけを聞くと、関心があるんだかないんだか…理解はあまりなさそうである。
Sくんが行きがかり上、再報告のとりまとめをしてくれることになり、昼食後はあまり回転しない頭を宥め賺して、彼に提出すべき文章を作る。


またそれとは別に、ピストルで頂点を目指して、ただ選手としてだけでなく、学連のスタッフとしても強化プログラムの旗振りを務める後輩射手が、所属チームの事情や手続きの問題から、練習用の機材すら手にすることのできていない事情に胸を痛め、購入したが活用できていない私の機材を貸し出す方向で頭をひねる。


そうこうしているうちに、娘と相方は帰ってきた。


OB会の仕事として請け負っている部誌の編集も、原稿が先週集まってきて、どこかでやらねばならない。
職場で抱えているいろんな雑用のほかにも、ごそごそかように、たまの休みも忙しい。


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