レスキュー・ミー


緊急脱出ツール レスキュー・ミー 4500
今日、仕事帰りに宅配ボックスを覗くと、宅配便が入っていた。
相方宛だったので「またなにか買ったな」、と尋ねると「何かしら」、と言う。
開けてみると、キーホルダーに吊るすような小型の道具が、4つ入っていた。
車内閉じ込めから脱出するための「レスキュー・ミー(ResQ Me)」だった。


以前から、相方が購入を希望していて、いいんじゃない、と話していたものだった。
実家の分も含めて4つ、ということのようだ。


先日の兵庫の佐用であった水害では、携帯メールで最期のメッセージを家族に伝えた父親の、痛ましい車内閉じ込め水没事故のニュースが報じられていた。
佐用町には、前の職場でどうしても車椅子用リフトのついた修学旅行用のバスが確保できなくて困ったときに、はるばるバス会社を頼ってでかけたことがある。
結果的に、その業者にお世話になることになり、その時の運転手さんやガイドさんの心温かい仕事ぶりには感銘させられた。
そんなことがあったので、何となく他所事とも思えず、ニュースには深く心痛めていた。


「レスキュー・ミー(ResQ Me)」を「買いたい」と言っていたのはその前からだが、なんとなく先送りになっていて、このニュースを機に注文した、ということらしい。


スリットに挟んで引くだけで切ることのできるシートベルトカッターと、ガラス面に強く押し付けるだけで、バネ仕掛けで飛び出してガラスを破壊する内蔵ハンマーとが、コンパクトなサイズでまとまっている。
試してみるわけにはいかないので、紹介記事などを信用するしかないのだが、なかなかよく考えられた製品のように思う。


とっさの時に、ぱっこれに気がついて使えるようにするには、どんな風に車内に置いたらいいのか、ちょっと考えなければならない。


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