臨時”新型インフル”休業


昨日から生徒は自宅待機である。
健康に関する質問項目を片手に、毎日全員の生徒の家に電話をかけて、様子を尋ね、話を聞く。


中学校に勤める人の話では、40人学級全員を週3回家庭訪問して、不在なら何度でも再訪問。
元気な中高生の外出を禁じ、家にいるように指導するのは、難しい。
休業中の課題を訪問の際に配布している、という。
学区の大きさは限られているとは言うものの、なかなか大変なことである。


職場では、来週から再開するのであれば、どんな手続きを経て再開すべきか、再開後はどのような体制で「安全」を保障するのか、休業したことによる授業や行事の再編成をどうするのか、などについて会議や連絡会が繰り返されている。


家にとじこもって、たとえばゲームなどをしまくっているのを、「よし」としなければならないのは、微妙な感じである。
春からようやく軌道に乗ってきたところへ、非常時とはいえ結果的には、生徒たちの「ちょっと遅めの5月病」を推進しているようなものだ。
まずは、感染のない安全な「再開」を目指すが、おそらくそのほかの部分についても異なる困難が待っているだろう。


この時期は、1ヶ月の間に、指導計画・支援計画作成など大量の書類仕事の締め切りがある。
会議と連絡の合間はこれらに充てて、今の間にぬかりなく作業を進めておき、再開後に備えることにする。


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