後輩の結婚式


年明けに前の職場の後輩から突然案内状が届いた。今日、その披露宴に出席してきた。
学部が異なり、仕事をさほど一緒にしたわけではなかったので少し驚いたのだが、行ってみると、懐かしい昔の同僚が何人もいて楽しく過ごすことができた。


新規採用が極端に少なかった時期で、彼は私の後、数年の新規採用の空白を経て、初めてできた後輩だった。
まだ少なかった「若手」の輪で、いろいろ苦労したり自分たちで楽しんだりした記憶から、招待をしてくれたのだろう。


まじめで、人付き合いには、ちょっと過剰に丁寧になってしまう不器用さがあったりして、周囲をやきもきさせた彼であったが、そのままの彼を愛してくれる素敵な伴侶が現れたのだなあと、こちらも幸せな気持ちにさせてもらった今日の会であった。


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