相手にされない


保育園ショックで、娘がすっかり母である相方から離れられなくなってしまった。
そのための「慣らし保育」なのであるが、なんだかそれ以前とぜんぜん違うので、頭では「このままずっとではなかろう」と思うものの、ショックである。


相方と一緒にいるときには(ややぎこちないものの)にっこりするもするのだが、少しでも相方の姿が遠ざかったり見えなくなったりすると泣き叫ぶ。
お風呂は断乳がまだ完了してないので私が入れているのだが、以前は大喜びで入ってきていたのが、今では相方から引き剥がして風呂場に入れる、という感じで、泣き叫びこそしないものの、洗っている間も浸かっている間もめそめそしている。


寝付かせるのも、「おっぱいなし」では私のほうがずっと上手だったのに、今は全く不可能だ。
私は、母の元に駆け寄るときの「障害物」でしかない。


日中、「慣らし保育」の数時間を除けば、相変わらず全く離れずにいて「娘疲れ」している相方を、その方面で手助けできないのが歯がゆい。
娘が、自分以外を受け付けない状態になっている、ということが、相方は完全にはピンと来ていないみたいで、私に寝付かせるのをやらせてみようとしたりして、泣き声を増幅させたりする。


早く帰宅できているここしばらくであるが、この状態の間が続く間は、粛々と、洗い物や洗濯物の片づけで、出来る範囲のフォローをすることにする。


[fin]