暮れの作業1(エコバッパー)

ワックスを掛ける



いつもならば28日まで働いて、引き続き終わらなければ29日も、となるところだ。しかし今年のように、27日が土曜日・28日が日曜日という暦だと、29日に出るのはなんとか避けたいと思わされる。そんな訳で、昨日はかなり頑張って、仕事納めした。
今日からの、(普段の不在を取り戻す)「年末」仕事に、ちょっと気合が入る。


今回は、床のワックスをかけ、窓を磨く、というのが目標のひとつである。実家にある蒸気洗浄機を借りて、本格的にやってみることに決めていた。
昼前に借りに行って、使い方を父から簡単にレクチャーしてもらう。
エコバッパー、という機械なのだが数年前に訪問販売で母が購入した。かなり本格的な機械で、詳しくは知らないがかなり高額で、購入に当たっては少し家庭内に波紋が起こった代物である。その後、機械が自身の性能の高さで、この波紋を直に収めてみせた経緯がある。


私が自分で使うのは、今回が初めてだった。
操作法自体はそう難しくはない。ただ、どうやれば高温の蒸気を掃除に効果的に使えるのかが、手探りである。


まずは、テーブルからAVラックから全てのものを他の部屋に移動させて、掃除機で掃除する。その後エコバッパーを使って、フローリングを「拭き掃除」する。床用のアタッチメントヘッドにタオルをセットして、隅からくまなく当てていく。
娘を退避させ、相手したり遊ばせたりするのが仕事の半分くらいを占めている感じだが、物が退いてしまえば、一人でできる作業だ。
床をゆっくり這わせるだけで、古いワックスはすべて浮き上がってきれいにタオルにふき取られてしまった。リビング・ダイニング・キッチンを一気に拭いてしまった。
相方がAUROというワックスを解いた水で雑巾を絞り、乾いた後を拭きあげる。30分乾燥させれば出来上がり。
早速テーブルなどを元に戻した。


配置も変わらないし、掃除する前だって、別にどこがどう汚れていた、とわかるような状態だったわけではないのに、終わってみると部屋の印象が変わってしまうから、床の掃除というのは面白い。
大きな面の色艶というのは馬鹿にできないものだ。


窓は明日に回して、先に風呂掃除をしてみる。
樹脂表面に出てくる、劣化したパラフィン系のムラムラは、さすがのエコバッパーも、さらっとは除けないが、その他のいわゆる「汚れ」には効果絶大で、黄ばんだり黒ずんだりしている部分は、面白いようにきれいになった。洗剤ゼロですんでしまうので、水を流すだけであっさり終われるのがとてもいい。


しかし、作業にはそれなりに時間が掛かって、今日はここまでで終わりになった。
まだまだ明日も年末仕事は続く。


[fin]