うどん屋


相方が4月に職場に復帰する関係で、所属長と懇談する必要ができたため、土曜日の今日、3人一緒に出かけた。私は、娘の面倒を見る役目である。


1時間半におよんだ懇談の間、以前私も長く勤めた相方の職場を、懐かしく見て回った。
午後からクリスマスコンサートをする、ということで演奏をする先生方が機材の準備やリハーサルをしていた。旧知の顔もいくつかあり、娘をホールの遊具で遊ばせながら、近況を交換した。
昼前になると、「観客」の生徒や保護者、卒業生もちらほらと集まり始め、そこにも懐かしい顔があった。


相方の懇談後、近くのうどん屋にお昼を食べに行くことにした。
うどんやご飯が食べられるようになったので、外食に初挑戦である。


12時よりも少し早かったために、店内はまだ空いていて、座敷席に上げてもらうと、店員がベビー用の座椅子を持ってきてくれた。
これが優れもので、とても助かった。
お昼のセットには、薄味の煮物がついていて、うどんの出汁を持ってきた水で少し薄め、ごはんとうどんとその煮物で、娘はご満悦であった。
食べ終わった娘を交代で膝に乗せて、メニューなどで一緒に遊んで待たせることもでき、久々の外食を楽しむことができた。


小さい子がいると、ごく些細なことが、意外と大変だったりする。
娘と離れることのない相方には、「店で食べる」というのが、とてもうれしいひとときになったようである。


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