ライフル射撃専門科目

講義室



昨日から、公認コーチ講習の専門科目「ライフル射撃」の講習が始まった。
朝9時にはじまって、昼食休憩1時間、夕食休憩1時間を挟んで夜9時まで10時間。5日間で40時間の講義・実習と2時間の考査で成っている。


東京までわざわざ5日間も出向くので、講習の日程だけ決まった時には、知人と会うくらいはできるかと思ったのだが、とてもそんな余裕はない。
遅くに部屋に戻ってからプレゼンテーションの課題や、考査に向けての準備、受けた講義の内容の整理をしたら、あっという間に夜中である。


昨日は、新幹線でこそ眠ったものの、疲れの濃いまま講義に突入した。
受講者は10名強。平日に2日の休みを都合するのに少し無理をしたのか、どの顔にも同じように疲労の陰が見える。
今日は、午後すぐに各自でプレゼンテーションをする課題があるから、昨晩も落ち着いて眠るわけにはいかなかったであろう。講義室に漂う疲れた雰囲気は変わらない。


昨夜はホテルに戻っても、ぐったりして使い物にならない状態だったのでひとまず眠り、朝2時間ほど早起きして、大慌てでプレゼンテーションをやっつけた。
ざっとドラフトを手書きして、ワードでタブを打ちながら文章を整え、パワーポイントにコピーペーストすると、あっという間にそれらしいプレゼンテーション素材が完成する。
仕事柄、授業も発表も慣れたものだが、いわゆる「プレゼン」というのはする機会があまりない。10年ほど前の、研究していたころの経験が頼りなのだが、当時は(入っていた学会が少し時流から遅れ気味だったこともあるが)スライドを焼いて持っていくものだったので、ITのありがたさに感心する。


受講者も、講義の話者も知っている人がほとんどで、それぞれに苦労がよくわかる。
この2日間は、ピストル・ライフルの、国内的には最先端の現場に長くいる経験に裏付けられた話で、緊張感も内容も相当にある、充実した講義が続いた。


明日はようやく発表も考査もない日なので、夜は久々にゆっくり休めそうである。


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