敗退


最終日。
今朝も、朝5時に起き出して、散策してウォーミングアップをした。


昨日と同じように試合は進んだ。
終盤にスタミナがどうしても切れてしまう。
ポンコツぶりにあきれる運転者の気分。
据銃の静止レベルは飛躍的に向上しているし、技術的にもいろいろなものが見えてきている。訓練しなければならない部分が明瞭に見えていて、そこが荒れ放題になっているのを自覚しながら、やむなくそこは暴れるにまかせる。
なにか結果から自分を売り出そうという功名心はなく、純粋に極めることへの関心で撃てる心境でいることには、驚きと心地よさを感じる。


3日間の総合成績を見るに、選考対象の3位まで大した点差はなく、6位だったとはいえ、4位までは同じような成績だった。
こんな状態の私でこんな位置にいるなんて、全く周りは何をやっているんだ、とも思う。


家で相方に結果報告をすると、なったらなったでどうするつもりだったの?と聞かれた。
相対的なことはわからない。
ただ自分の思い描いているレベルで納得のいくところまで「極める」こと、そのことだけにここしばらくはモチベーションの源がある。
それはやっておかなければ、悔いることがあるかもしれない。


[fin]