娘の歓迎

荷物を触る娘



体育の日。
帰国した翌日が休みの日で本当に助かった。
件の問題への対応も、休日であるために今日は幸いにして何もできない。


昨晩、夜中に帰り着き、12日ぶりに妻と娘の顔を見る。
0歳の子にとって12日間とは、随分長いものであろうから、変化しているだろうという楽しみと、忘れられているかもしれないという不安を抱えて帰ってきた。
娘はもう、とっくに眠りについていたのであるが、私が布団に入ろうとすると、声に反応したのかパッチリと目を覚まし、大喜びで顔を触りに来たので、とてもうれしかった。
久しぶりの対面に娘は大興奮で、夜中にひとしきり遊んでしまった。


這っている姿勢から、さっと座ったり、手がかりのあるところに手をつくと、立ってみせたりするので、驚いた。
タオルを使って顔を隠し、いないいないばあ、を自分でして見せたりもする。


この位の時期は、きのう出来なかったこと、しなかったことで、翌日急にできるようになっている、ということが毎日何かしら発見できるという。
こちらがやって見せることを、すぐに真似られるようになってきていて、しぐさのバリエーションの増えるスピードが、どんどん加速しているようだ。


数ヶ月で、ここまで成長するものか…。
知識としてはわかっていても、娘のしぐさを見ながら、自然のすごさの方にもあらためて感じ入る。


家でゆっくり荷物の片付けや、お土産の配分をして過ごし、夜には実家に顔を出した。


国体など、遠い昔のような感覚になっていたが、新聞にいろいろ名前が載ったために、親戚からたくさん電話がかかってきたり、FAXが来たりと、ちょっとした大騒ぎになっていることを知る。
北京にも、校長から電話がかかっていたりしたので、明日行ってみたら職場もこれまでと少し様子が違うのかもしれない。


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