大橋杯


ブロック規模の選手権なので、ローカル試合の中では最も格の高い大会のはずなのだが、ここ数年は開催時期の問題などもあってめっきりさびしい大会になってしまっている。
今年も2日間の予定で要項が発表されていたのに、1日間に短縮され、開催されない種目や1位しか表彰されない種目が続出した。寂しいことである。
私がエントリーした50m三姿勢120発競技も、主要種目ながらエントリーわずか4名ということで、冴えない記録会のようになってしまった。


50m種目については、現在の生活のバランスから練習できることの限界のようなものを少し感じたこともあって、ここ2ヶ月間は試合でしか撃っていないので、来週も大会があるし練習がてら、といった臨み方になった。


まだまだこれからさらにひどくなるのであろうが、蒸し暑さは相当なもので、少し弱っている身体には相当こたえた。
伏射には、個々しばらく続いて確認している、首・右肩・右腕の把握の仕方について、引き続き若干の手ごたえがあったのが収穫か。
立射は、あいかわらず戻らない。芯の入っていない静止、といったらいいだろうか。視覚的に把握できている静止レベルはそれほどひどくはないのに、思わぬタイミングでそれが小さく崩壊して、失点することが繰り返される。最終的にまたしても9割ギリギリくらいに落ち着いてしまう。
膝射は、前回の反省を込めて構造に注意を払った。厳密によくパフォーマンスを感じ取るようにしてみると、曖昧に把握して誤魔化しており、実は内的に一貫させるのに四苦八苦している状況であることに気がつく。


やれやれの1126点。しかし周りはもっと冴えず、優勝してしまった。
新しくしつらえたらしいメダルがもらえるのかしら、と期待していたら、参加者が少なかったからと、表彰状だけだった。
一番高いエントリー代払ってるのになあ。
主要種目の1位どうしにこういう差をつけられてしまうのは、ちょっとがっくりである。


まあ、成績相応だな、と納得して家路についた。


[fin]