西日本選手権

西日本選手権2008



2日目の10m立射も全く不本意な結果に終わった。
590にさえ遠く及ばない585。


府民体育祭も悪かったが、3月の全日本と今回の西日本が悪かったのは、やはり偶然ではないだろう。
「そういう」問題が、私にはある。


3つの失敗試合は、いずれもよく似ている。
緊張するわけではなく、ギアが入らないまま走ってしまう感じ。
昨年までのように、上手くいかないときでも銃をコントロールすることに四苦八苦する、ということはなくなってきている。
撃発は、視覚情報に導かれて下意識が指を引いて起こるのだが、その時にある種のひらめきのようなものが働く。下意識に委ねてはいるが、そのひらめきが視覚を補うようにして、落ちるところとその後の軌跡を明快にイメージとして脳裏に残してくれるので「堂々と」撃っていられる。
これのせいで、下意識は「正しいことだけ」を導き出し、弾着は0.1刻みでコールできてほぼ過たない。


上手くいかないときは、この「ひらめき」が機能しなくなっているようなのである。
つらつらと、いろいろなシーンの断片的な感覚の記憶を手繰り寄せて考えてみるに、視覚情報の得方の部分に、不確かな要素があって、それが試合で、(ある種の意識などが原因で)悪い方に出て「ひらめき」に影響しているのではないかな、と思う。


どこまでもブラックボックスであるが。より制御しやすいコンパクトなブラックボックスとして把握できるように認識を磨いていかないといけない。
次の課題へ、一歩進むことが、散々だった今回の大会を無駄にしない唯一の方途である。


[fin]