保険を見直す


共済などの切り替え手続きが例年この時期にある。
申し訳ないくらいにそういうことには無頓着で、きちんとどこかで考えないとまずいなあ、とは思い続けながら、ずるずると来てしまっている。
結婚後、相方ともそんな話はしていて、少し本を買ったりしてあったものの、そのほかの忙しさに負けてそのままになってきた。


しかし、今年のこの時期を迎えて相方が一念発起した。
娘と家事に翻弄されつつ、これまでの二人の保険証書やお金にまつわる書類を広げ、保険会社や共済組合に問い合わせる一方、帰宅するとファイナンシャルプランナーの講座本や保険にまつわる書物、税金や資産運用などに関連する書籍がちょこちょこと積みあがっていったりして、相当にがんばっている。
保険会社から人が来たり、というようなことも幾度かあったようで、相方伝えに間接的ながらその話を興味深く聞いた。


起こりうる「悪いケース」をあれこれ想定したり、生まれて間もない娘が大学に行くのかとか、通う学校は国公立か私立かとか、レジャーにかける費用について今後20年間年にいくらぐらいの予定か答える…など、なんというかポンポンポンとちょっとした勢いをつけてやらないとできないことだらけ。私一人ではいちいち「うーん…」と引っかかりそうなこんな作業をスイスイと片付けたようだ。


ここしばらく、自分のふがいない部分を補ってくれる相方に感謝する日々である。


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