ラック完成

完成したラック



昨日は授業参観や保護者説明会などで、夜遅くまで忙しい日曜日であった。
代替休日の今日は、久々骨休み。


娘の早起きに付き合わされて、5時から目が覚めてしまう。
すっかり「めずらし」くなっている父親の存在に大喜びで、一心に目覚めて早々から「あうあう」としゃべっている。
まだ寝返りはしないが、首は大分据わってきて、短時間だが椅子に座らせて視線を変えると大喜びする。


手を貸してひっくり返すと、頭は持ち上がるし、しばらくうれしそうにしているのだが、じきに力尽きて「うええ」と泣いてしまう。
しきりに自分の拳を吸うようになった。指、というよりも指を曲げた拳ごと口に持っていくような感じ。
ブー、ブーと唇から音を立てるのが「ブーム」のようで、得意そうに繰り返すと、口の周りは細かい泡でいっぱいになる。


ころころ転がされたり、座らされたり、退屈する暇もなく相手してもらってご機嫌の様子。
しかしそれぞれに家事に動き出すと、ひとりではおとなしくできなくて、結局洗濯をする相方の背中へ。


私は、早々にラックの仕上げにかかった。
今日の塗装に備えて、昨晩のうちに虫食いや小さなひびにパテを詰めておいた。残りの棚板を難なく固定したら、ベランダの一角にブルーシートと新聞を重ねて敷いてオイルステインを用意する。
リビングの棚を作ったときの残りがきちんと使えた。


積みあがっているカタログ類が収まってすっきりと片付いたテーブルの姿を早く見たくて、ついつい急いでしまう。ウエスと筆で面と隙間を着色し、その端から拭き取っていく。
作業は10時前には完了した。
やたら充実した休日の朝である。


少し時間を置いて、色が定着してから、少しオイルで湿った布で拭き整えるのがいいのだが、久しぶりでそんなことはすっかり忘れていた。
材の角の色が薄れてしまったが、それは目をつぶることにする。


「ほらほら、できた」と早速ファイルスタンドとかごをセットして見せると、相方はオイルの匂いが気になるらしい。
赤ちゃんにはよくないかも、ということで、今日は一日別室で乾燥を待つことになった。


昼からはいろいろと溜まっているメール仕事に追われた。
いつものことだが、なにかが出来上がって片付いたり収まったりすると、ついついその様子を眺めて悦に入ってしまう。
疲れた合間に、娘を抱いてうろうろしたり、ラックを眺めたりして機嫌よく過ごした。


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