みっちり練習

猿が来る



昨晩は職場の歓送迎会があったが、一次会でさっと引き上げてきた。
今日は、AさんとS県に練習に出かける約束になっている。


地元の射撃場は、時間ごとに料金が加算されるシステムになって、どうもじっくり練習に集中できなくなってしまった。
実際には、あらかじめ与えられたポイントを消費していくので、それがなくなるまでの間はお金がかかるわけではないのだが、貧乏性のせいか、どうもいけない。


S県では「ビジター」ということになるのだが、利用料金が1日単位なので時間に追われることがない。これは、私にとっては実際にお金を払ってでも取りたい大事な要素なのである。
練習中にダラダラしているわけではない。もともと切れ目なく練習するので、無駄な時間があるわけではないのだが、なんだろう、時間ごとに課金されるとあせってしまって腰が落ち着かず、取り組み方がじっくりと深まらないような感じがするのだ。
「競技施設」的な色の濃い射撃場と、「練習場」的な色の濃い射撃場があるが、S県のはまさに後者で、私自身も同様の射撃場が原点なので懐かしい感じがする。いろいろなことを自分でしなければならないが、しかし練習にもしっかり打ち込める。


朝10時から5時過ぎまで、みっちりと練習した。
ノートを取り、疲れては少し休み、再びわからない部分に挑む。


閉場時間や料金を気にせずに思い切り練習したのはいつ以来であろうか?
50mになると不安定になる立射の原因は、根本的には今日もわからずじまいだし、伏射はあまり時間を割けなくて関西オープンで気付いた課題がどうなっているのか確かめられないままだったけれど、充実した時間を過ごして帰途に着いた。


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