据銃練習


ゴールデンウィークなのであるが、今年は5/3から5/6の4連休以外はごくごく普通の休日である。
平日はまったく家のことを相方にまかせっきりにしてしまっている状況で、休みくらいは少し、娘の相手をしたり家のことを手伝ったりしないと、という気になる。


週末は練習!と射場に足繁く通えたのは、平日にも若干の余裕があってそこそこ家のことはこなしつつ休みを迎えていたのと、「家のこと」とはいっても独り身の気楽さがあったからだろうか、と、ごく数年前のことなのに他人のことであるようによくわからない。熱も冷めているのか?


何にせよ、関西オープンでは課題がいろいろ出てきたし、このまま何も練習せずに国体の予選に臨むわけにはいかないので、機関部を抜いた筒で据銃練習をすることにする。


以前は、フル装備をして的に見立てるマークの高低なども厳密に合わせねば意味がないと考えて、面倒くささが勝ってしまったものだが、練習をしたいポイントが個別化され明確になったことで、こういう練習に対する感じ方は変わってきた。
目的に応じて、用意する装備や準備を変えることができるようになり、準備する敷居が下がった、とでも言えばいいだろうか。


昼ごはんを挟んで、膝射と伏射のフォームを立て続けに練習した。
実際に標的の高さと合うかどうかは射撃場で微調整が必要だが、身体感覚面の目標像と外的な構えとの間を埋める練習として、なかなか意味のある練習ができた。
冬の間にARで獲得した勘所を、他の姿勢に敷衍していく具体的な手がかりが見えてきて、試したいことや確かめたいことがたくさん出てきた。


射撃場まで出かけることのできる状況作りと、えいと踏み切る強い気持ちを保っていかないと、と思う。


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