影響と成長

見て見て!



昨晩、妹夫婦が実家に立ち寄る、というので我が家も家族3人で実家に出かけてきた。
娘は2人の姪っ子と初対面である。


姪っ子たちは、ずいぶん娘に会うのを以前から楽しみにしていてくれていたらしい。
特に下の子ははじめての自分より年少の親類、ということで、「おねえちゃん」になることを相当に意識して気合が入っていた。


到着前から、これをやってあげる、これを見せてあげよう、と大騒ぎで、小さい子に接するにはどうするか練習したりしていたようだ。
片足立ちをして見せたり、お気に入りの人形を見せてお話したりと、「おねえちゃん」のつもりが、赤ちゃん相手に対等になって現在の自分の「特技」を一生懸命披露してくれた。そんなちょっとずつ的外れで、終始空回り気味の様子が、可笑しくもあり、かわいらしくもあり、とても微笑ましかった。
今年1年生になるお姉ちゃんはそのあたり大したもので、静かに顔を見ながらやさしく手をつなぎ、そっと話しかけたりして、相手の仕方を心得ていた。後ろでばたばたとがんばっている下の子をよそに、娘はじっとお姉ちゃんの顔を見て嬉しそうにしていた。


夕食後には、娘の枕元でふたりプリキュア5の主題歌を熱唱。
その声の大きさに、びっくりするのではないかと心配したけれど、歌にあわせて(?)手足を動かし楽しそうにわいわい言っていた。


今朝は、手元を見ながら両手を使って私の腕で遊ぶ。
だんだん仕草が変わっていくなあ、と感心する。


今日は、なんだか昨日よりも娘の声が大きい。
「あんな風に大きな声で話したり、歌ったりするものなのだ」と昨日学習したのかもしれない。


子どもらしさは子どもから学ぶ、という部分は、多分にあるんじゃないかと思う。
大人にも内包されているのであろうが、「こどもの文化」は大人のそれとは別にしっかり存在しているものなのだ。きっと。


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