関西オープン2日目


相方の実家で、初日の夜はのんびりと過ごす。
平日は夜以外、なかなか娘を相手することもできず、相方にすっかり頼りっぱなしになってしまっている。
日中試合に行ってはいても、休日はのんびりとした気分になれる。
何日かぶりでお風呂も入れ、「あうあう、あくー」と一心に語りかけてくる娘を心ゆくまで相手する。


今日は朝9時からの出番で、平日と同じような時間に出発。
久しぶりすぎて、具体的な「勝負」の面の目標のイメージは持てない。
いろいろこの冬から早春にかけて、指導の中で整理されたり気づいたことを実際に試せることだけが嬉しくて50mレンジでそそくさと準備を進めた。
この大会に出てきている周りの学生射手とは、いろいろな合宿を通じてすっかり馴染みになり、実に楽しい。これがほぼはじめての実戦という者もいて、初々しい緊張をしている。


さて、伏射は指導のポイントにしていた肩の構造について、自分でもそうか確かめる。どうやら正解だ。いわゆる「コントロールできた」と感じるときの状態が再現できていた。ただ、その状態を意識的に作り出す練習があまりできていないので、時間がかかり終盤には疲れも出て感覚を追いきれなくなって崩れてしまった。
立射。10mの収穫をそのまま実現できる、と高をくくっていたが、これが大変だった。
銃と体の一体化を強めるための働きかけを、10mの時にはあるレベルまで加減することがポイントになっていたのだが、どうもその辺が最も大きな違いだったようで、重さや大きさの勝るSBではあまり加減してしまっては不安定になってしまう。試行錯誤して原因がそこにあることに気がつくまでに20発以上かかってしまったので、ずいぶんさびしいスコアになってしまった。やむなし。しかし最終シリーズではおおよそ思い描いている通りに撃てたので次に期待が膨らんだ。
膝射。昨日浮上した課題をいろいろに探る。1時間の競技時間では大したことはわからず、課題がより明確になっただけ、という感じ。まあ次の練習のお楽しみだ。


近畿一円の射撃関係者の春の同窓会、といった趣を存分に楽しんで帰る。
次はGWの府民体育大会。それまでに、あらためていろいろな書物や写真などを引っ張り出して見直しながら、体を動かして思考実験ができたらと思う。


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