久しぶりの実家生活


もう今生まれても「早産」ではない、という時期に相方が入ったので、一人でないほうがいいだろう、とすぐ近くの私の実家に生活ベースを移動した。
近いから、普段から顔は時々出しているものの、泊りがけで実家に滞在することは、逆にほとんどない。
実家から仕事にでかけるのは、随分と久しぶりのことである。


相方は、生まれてくる赤ちゃんに寿命を終えたタオルを材料に人形を作ったりしていたようだ。
いつもよりたくさんですこしゆっくりとした時間の流れですごすのもなかなかいい。
大人だけで時間が流れるのも、あとわずかだ。


待ち遠しく過ごしつつも、このひと時もまたいとおしく流れていく。


[fin]