年賀状をつくる

年賀状の印刷



例年、12月30日ごろからバタバタとデザインや住所のチェック・入力、送付先の整理を始め、投函は結局大晦日、なんてことが多い。


これまで一人で出してきた年賀状だが、今年からは相方と二人になった。
まだ結婚が現実味を帯びていなかった頃に、「結婚したら年賀状ってどうするんだろうなあ・・・と考えたことがある。
それぞれに年賀状を出すのがいいのか、連名でひとつの年賀状を出すのがいいのか、もしひとつにするならどちらかがそれまでに出してきた年賀状のスタイルに合わせるのか、などなど・・・。


しかし、この夏に「結婚しました」と伝える葉書を「暑中見舞い」で出す作業を実際にしてみたら、それまでああだこうだと考えていたようなことは、全く問題にならずに、すとんと落ち着いてしまった。


暑中見舞いは、(写真をアレンジしただけだが)私がデザインした。
芸大を出て美術の教員をする相方はさすが。すらすらっとかわいらしいイラストが描ける。年賀状はそれでいこう、となった。これまで絵を描いたり、取りためた写真を加工するのに奮闘し続けてきた私も、今回は原画をまかせ、イラレやフォトショを使って、着色やレイアウトすることに専念。
それぞれに、その時々に得意なのを活用すればいい。二人でしっかりやっていきます!って宣言して、お知らせもしたのだから、一緒に堂々と出せばいいんだし。


住所の方は、7年前からいろいろなところに散在していた名簿類を、ファイルメーカーでデータベース管理をするようにして、印刷まで一連の流れでやってしまう仕組みをつくってきた。
二人になって、これをさらに発展。相方の「筆まめ」データを、分類コードをつけて統合し、共通の知人のデータを整理した。今年新しく、年賀状の発送・受取・喪中なんかを記録するレイアウトを作って、ばばっとレコードのチェックや記録ができるようにもしてみた。


そんなこんなで・・・実にスムーズに、うまく作業ができてしまった。


なんと!民営化後初のお正月に向けて「日本郵便」が一生懸命PRしている「25日までに投函ください」に応えてしまうという、ちょっとこれまでには考えられないような快挙を達成してしまった。
相方にとっても、こんなことは「考えられなかった快挙」らしい。
ついでにいうと、これまでずっと相方がデザインを受け持ってきた実家の方も、相方の作業の早さに助けられて、同様の快挙を(ほぼ初めて)達成してしまった、とのこと。


この2007年、こと年賀状に関して見事な年末だった、といえよう。


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