大東飯店


クラブチームの忘年会に参加した。


府のライフル射撃協会は「クラブ制」なので、みんなどこかのクラブに所属している。そういうところは全国でも珍しいのだが、入会するときから何らかの横のつながりができて、先輩が新しい仲間に、技術的なことから協会内のつきあいのようなことまで、自然と世話をすることになるので、とてもいい制度だと思う。
みんながどこかに所属しているがゆえに、クラブ間の交流も自然で、それぞれのクラブの有力な選手たちで連合チームを作って大きな大会に出たりすることもある。


今日の忘年会を主催しているのは、私が所属しているチームではないのだが、若い選手を多く擁していて全国大会に向けたクラブ間連合の中心的な役割をしているため、クラブの垣根を越えていろんな人が集まってくる。


会場は都心の中華料理屋さん。クラブの先輩が経営しておられる。この先輩には大学生の時以来、約15年ぶりにお会いした。
今は射撃から離れておられるために、かえって昔の話がよく出てきてなつかしい。
ずいぶんと恰幅がよくなられたが、低音の柔らかい声音とちょっと凶暴なところは昔のままだ。


傍らでは現役組で、射場のことや選手強化のことなどを話す。
先日の理事会は、予想通りではあるが、危惧していた方向に進んだらしい。


危ない「飲ませ」モードに入りかけたりしたが、無事楽しく会は終わった。
いろいろな関わり方をする仲間を確認して、ちょっとほっこりした気分になった。


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