日記の整理


久しぶりに、試合もなく大きな用事もない休日が来た。
少し仕事を持ち帰っているものの、家にいられるのは嬉しいことだ。


もともと、人に見られるところに文章を書く、ということを始めたのはmixiがきっかけであった。その後、おそるおそる「はてな」にブログを作り、そちらに簡単な備忘録のようなつもりで折々に書いてきた。
おのずとmixiは文を書くところとしては放っておくことになり、友人の日記を見たり、コミュニティの情報やニュースのポータルとしてのぞき見するところになった。


mixiは、「全体に公開」の設定にしてはいたものの、基本的には「マイミク」といわれる仲間内に日記を見せ合う構造になっているので、少し返答や書き込みを期待しながら書く。
基本的に文字に面するときには、憂鬱モードな私、(憂鬱でないときには、文字なんかに向かっているのは惜しい気がして、それ以外のものに向かっていくからですが)たいていは、静かにその憂鬱の源に向かって、そこから立ち上がるために水を注ぐような作業になっている。
そんな状態の人には、ちょっとしたコメントがとても嬉しいもので、ついそれを期待して、軽い「依存症」のようになる自分に気がついた。


それはちょっといかんな、ということが、mixiに距離を置くようになった背景にあったように思う。
(見る人がある程度固定的にいるブログなら、mixiもその他のブログも同じなわけで、公開された場所に書きながら、だれにもその存在を教えずひっそりやること自体、見てほしいのか、見られたくないのかよくわからない変な話なのだが。)
誰かに呼びかけるような書き方が、影を潜めてからの方が、自分にとって使えるものになっているような気もする。


書き始めの頃のmixiの文章も同じ時間の流れで読めるようにしておきたい、ということが動機となって、今日、せっせとmixiの日記を「はてな」の方にコピーして、mixiとこちらを接続した。


これからどんな風に使っていくのかは、よくわからない部分もあるが…、少なくとも2年前の文章を久しぶりに読んでみて、「同じようなことをし続けているつもり」でいるのは、頭の中で都合よく記憶が整理されているからで、何かしら書き残してあることは、おもしろいな、と実感した。


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