朝の日課


早起きモードが続いている。
遠征では朝晩は時間に余裕があるので、早く寝ることができるし、朝食までは自由に体を動かしに行くことができる。


今回は、国体局の押さえていた宿が1軒倒産してしまったり、中間業者の手配がまずかったりしたこともあって、宿舎に関する問題が噴出している。対応のまずさに怒って自分たちで違う宿を手配し、移っていった県もいくつかあるくらいだ。10回以上国体には出ているが、ここまでこじれるのを見るのは僕も初めてで、「やれやれ困ったな…」とは思うものの、自分は選手なので、与えられた環境で快適にできる工夫をするばかりだ。
部屋や脱衣室がぼろっちくて汚いのはちょっと閉口したけれど、お風呂自体は温泉だしなかなか趣があって、いつでも入れるのでコンディション作りにはとてもいい。ご飯も、量が多すぎず、家庭料理の延長のようなものが多くて、コントロールしやすい。国体ではときどき、やたら豪華なのが続いて困ってしまうことがあるのだ。


朝は、5時ごろに起き出して、そっと宿舎を出て、湯の花温泉郷を下り、ため池を右に折れて神蔵寺というお寺を目指して軽く走る。寺の前に枯れ気味の小さなダム湖のような池があって、その畔に降りて一通りゆる体操をして、また軽く走ったり歩いたりしながら宿に戻る。
戻ってくると、ちょっとPCを開いたり、本を読んだりして朝食を待つ。ちょっと起きるのが遅かったら、ちょうど戻ってくると朝食となる。朝食後に温泉につかって、会場へ…というのがこちらでのパターンとなっている。とても調子がいい。


今日は雨。しかたなく今日は朝からPCを開いた。
テントがおもな居場所となる大会会場では、雨が降ると居場所がなくなってしまうので、なかなか大変だ。


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