9月11日

同時多発テロから5年が経った。
その日、その時、テレビを前にして、21世紀とは「こういう時代」として100年間続いていくのだなあ、などと呆然と思ったものだ。
今ここまでを「こういう時代」の素地がどんどん露わになり続けた5年間、という風に感じている。

今また、一つの区切りとなる総裁選が行われているが、私は安倍晋三という人物が圧倒的に支持され、すでにデキレースとなっている情勢が本当に不気味でしかたない。5年前の映像に勝るとも劣らない恐怖を感じている。

総裁としての小泉純一郎は登場の一瞬に意義を見出せたが、今回の、対抗馬もなく回避するルートもろくに見出せない状況は、危険だけが満ちている。

ものの言い方、行動の見え方にまで知恵を絞らねばならない時代へと、このまま沈んでいくのだろうか。

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