国体近畿ブロック予選

灼熱の10m射場



今年は和歌山海南射撃場でライフル射撃競技の国体近畿ブロック予選が行われた。
私が射撃を初めた15年前には一般的だった「10m競技を屋外かつ手動の標的交換機で行う」というスタイルが、非常に過酷なものに感じられた。
今の標準である「屋内射場での記録」と同じものをここで出すには、気象条件が整う僥倖と巡り会う必要がある。


今日は35℃にも達する酷暑はもちろん、めまぐるしく向きと強さを変える風にすっかり翻弄されてしまった。


自分の技術にも問題が相当にあったと思うが、環境から来るいろいろな要素と混然としてしまってそれをきちんと分析できない…。「屋外でエアライフルを撃つ」というのは、やはりかなり「過酷」なのである。
屋内が標準、となることで、「少し昔」とは比べものにならないくらい、技術と向き合いやすくなっていることを再確認し、これからはその恩恵をもう少しありがたく感じながら鍛錬していこう、と思った次第。


ブロック予選にはよくあることだが、「あー、こんなに悪かったら最下位かも…」と思ったら周りもぼろぼろで結局上位、というパターンだった。地元開催となる10月の本戦では、手応えを感じながらしっかり撃ちたいものである。


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