今日のトレーニング@能勢(AR立射)


9月は大きな大会がひしめいている。
第1週には全日本社会人選手権、翌週に全日本選手権アジア大会代表選考会、月末からは国民体育大会だ。今年に入って、仕事や体調に関する不安や、生活を省みる気持ちが強く働いたことで射撃への執着が弱まっている。気持ちや身体が「射撃のために無理をする」ことに悲鳴をあげるようになっている。たまたまそういう時期なのか、衰えなのか。



国民体育大会の近畿ブロック大会を週末に控え、日曜日に引き続き、今日はホームレンジである能勢へ練習に行ってきた。今は気持ちが50m種目に向いているとはいえ、出場種目の10m種目を練習しておかなければ、と思ってのことである。出かけるまでは今ひとつの気分であったが、練習をはじめると課題や発見の虜となり、猛烈に練習してしまった。2時過ぎに疲れて座ると、そのままスイッチが切れたように30分間眠ってしまった。


甲野善紀氏の映像・著書をきっかけに、2003年から「自分がやろうとしている動きや姿勢の絶えざる再把握」が練習に取り組む際のエンジンになっている。具体的には栢野忠夫氏が「動く骨(コツ)」に示した体幹操法が糸口になっている。長期的には私の頭と身体は、「ライフル射撃の3つの姿勢が技術的に次々とつながっていくダイナミックな再編過程」の只中にあって、本当に競技者として面白い段階にいる。


なのに練習場を離れると、「執着が薄れて」いるのだから、不思議というか情けないというか・・・。


今日は、ひときわいい練習ができた。
簡単にいうと、伏射で検討をすすめた左右の肩甲骨の位置取りについて立射で試し、壁に突き当たり、しかし一部を修正して前の技術に組み入れる、ということが4時間の練習のなかで展開した。週末のブロック大会での試行が楽しみである。


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