エアプランツ

Y103books2006-08-09


朝食を取ると、別荘を片づけ、帰途についた。


土産を買う必要もあって、ハイウェイオアシスに立ち寄る。
明石海峡大橋を見渡すことのできるSAも相当立派なのだが、これに隣接しているハイウェイオアシスは、まるでリゾートホテルのような外見で驚いてしまった。
昨日の東浦にある国営公園もそうだったが、観光目的の開発が最近だからか淡路にはびっくりするような美しい施設が多い。


みやげ物と昼食を目当てに入ったのだが、入り口で並べられていた「エアプランツ」という、一見アナナスの芽の部分だけ摘み取ったドライフラワーのような観葉植物に引き寄せられた。
根はただ固着のためだけのものに退化?して、水分の吸収を植物体全体で行うのだという。
そのため、一見すぐ枯れてしまいそうな植物片の状態で、元気に成長することができる。


店にはその特色を存分に生かしたレイアウトのエアプランツが並んでいる。
昨日の大温室で観た様々の植物とオーバーラップしてすっかりほしくなってしまった。


相方も同じだったようで、「育ててみようか」と意気投合。
一つ500円前後と決して安くはないのだが、色や形態を取り混ぜて1株ずつ5種類を購入した。


「よくこの植物はご存知で?」
と店のおじさんにやさしい口調でたずねられ、
「詳しくはないんですが・・・」と答えると、丁寧に説明をしてくれた。


店頭の説明書きでは、週に2-3回霧吹きで水を・・・とあるので、
「あまり水をたくさんほしがらない植物なのかな」と思っていたのだが、そうではないようだ。
湿った空気が常に流れているところで生育している植物らしい。

1ヶ月に一度、8時間程度水につけてしまうのがいちばん簡単で確実な水やりらしい。
相当に水を吸収するそうだ。


調べるのは後日の楽しみに取っておくことにして、帰宅後、早速水をやった。
彼らの特徴を生かすにはどんな育て方がいいか、二人でいろいろと思いをめぐらせている。



[fin]