惨敗…。


この土日は、日本選手権だった。


最大の目標とするべき試合の一つでありながら、今回は調子をそこに合わせる工夫がまったく出来ていなかった。


初日、試合開始の瞬間に細かい制御の出来ない身体にコンディショニングゼロで臨んだ無謀さを知り、
2日目、この3ヶ月、非常に少ない練習量の中でも築き上げたはずだった「2006年シーズン用の技術」の詰め切れていないところを、前日の試合後に出来た休養で感覚を戻した身体で、次々と発見することになった。


なすすべのない惨敗だった。


今回取り組んでいる「改良」は(結果が出ていないので、言いにくいけれど)かなり本質的な技術転換で、技術ステージが確実に一つ上がった手応えがあるだけに、ちゃんと形に出せなかったのは本当に残念だった。


でも、あまり顔を歪めずに試合会場を後にした。
「ピークあわせ」と「技術改良」は、少し背反する部分がある。
基本的に時間がないわたしは、(得意とはとてもいえないが)「とりあえずピークを合わせる」ことで大きな試合をそこそこ乗り切る、ということが増えていた。改良の方向性が十分に見えていない時期だった、ということもあったのだが…。


今回は、「間に合わせたかったが、結果的に改良に取り組んだのが完成に一歩(?)及ばなかった」、という感じがしている。
初日のコンディショニングレベルでの失敗は深く反省しないといけないが、2日目の今日の内容は(表向きの点数からはうかがい知れない、と思うけれど)充実した内容があった。


今日までに散々テストマッチ足りうる小試合があったのにそれで足りず、日本選手権までも技術テスト・練習になってしまったことは痛恨だが、次のターゲットマッチを設定して、そこへ向けて練習を積んでいきたい。


[fin]