公式練習・前日練習


今大会は、射座数の多い国際規格の射撃場が会場だということもあって、前日練習が日程に組み込まれている。公式大会の本来あるべき姿であるが、これを墨守すると一日に一種目しかできなかったりして、大会日程が際限なく伸びてしまう。週末だけで試合は終わって欲しい、という別の本音もあるから、これは一概に一方を支持することはできない。ただ、平日でもきちんと休みをとって参加する数少ない大会でもある国体なら、そういうのを守って開催されるのは、いいことなのではないかなと思う。


10時から「公式練習」として立射、13時からは「前日練習」として伏射をさらっと撃つ。
国体会場で、本番以外に伏射を撃ったことはなかったから、練習なんかできてしまっていいのかしら、という変なためらいを感じた。
弾数はわずかにしておいたが、伏射についてはここまでの練習での悩みが嘘のように、手応えを感じられる内容だった。
立射は、勝負にいけるような雰囲気は残念ながら出てこなかった。


明日すぐに伏射の試合がある。
なんだか、「いざ」という盛り上がる感じが引き出せない。気がかりである。


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