国体ブロック予選


昨日は、公式練習だった。


今年までは、私の種目は全員が本大会に進むことができる。昨年まで同様だった同じ10m立射の女子種目は、今年から半分がブロック予選でふるい落とされてしまう。来年は女子と入れ替わって男子種目がそうなる仕組みになっている。来年からは、この種目で代表になった場合は、最初の「正念場」となる。
今年に限っては、調整度外視で「練習」ができるので、本線に備えて不調を何とかする機会の一つにさせてもらう。午前も午後も射座に入り、めいっぱい練習させてもらった。一向に上がってこない調子に少し苛立ちも覚えながら、技術的にいろいろ迷っている部分を詰めた。


練習するたびに、何とかなりそうかな、と思ってしまうけれど、実際には何か根本的なところでおかしくなっているらしい。単に射撃技術だけの問題ではなく、私が潜在・顕在を問わず抱えている心身の具合の悪さが、デリケートで正直な「射撃(それも特に試合)のパフォーマンス」というかたちをとって顕れているようである。


迎えた今日、96 98 95 98 95 95 577。来年ならブロック敗退の4位。


奮闘すれど身体が応えず、指の間から砂がこぼれ落ちるように失点を重ねた。これで3試合も続けて580を割り込んだ。思い当たること、為さねばならないことに、思い当たることはいろいろある。しかし短時間ではどうにもならないものばかりだ。今年の国体に限っては、あと1ヶ月ちょっとを残しているが、それまでにどのくらいの時間がかけられるかはすでに動かしがたくはっきりしていて、それはあまりに短くてしかも「専念」にはほど遠い意識の割き方になろう。
大会が終わるまでの暫くの間だけは、成果だけを掠め取ろうとするような苦しい戦略で、もがいてみるしかない。その後のことは、あらためてその時にじっくり考えよう。


[fin]